暮来月のころ

早いもので、2021年も暮れとなりました。
地元ではここ数年まれに見る大雪に見舞われ、雪かきに精を出す年の暮れとなりました。子どもの頃は楽しみだった雪の日も、大人になれば「雪かき……」と憂鬱な気分になるのは皮肉なものですね。
駆けるように過ぎた今年。思い返すと、いろいろありました。不思議なのですが、大人になってから時間が過ぎるのが早いせいか、数年前のことを最近のように思ったり、逆に最近の出来事を数年前のように思い出すことがあります。「いつだったけ?」と記録を見返すと、自分の時間感覚とずれていることもしばしばで。
さて、筆まめなではない私ですが、今年くらいは、と続きに備忘録も兼ねて今年の出来事をつらつらしてみました。

コロナ禍にみまわれてから気づけば2年。後半は対策と工夫を凝らしながら以前の日常を少しずつ取り戻せたような気がします。ニュースを見るとまだまだ気が休まらないですが、試行錯誤しながら生きる人間の適応能力に感服します。そして最前線で戦っている方には、感謝してもしきれません。調べ物をしているとき、歴史に残る出来事は誰かの日常の一部だったのだな、と思うことが増えてきました。きっと将来、それが実体験としてしみじみと感じる日がくるんじゃないかと思います。


創作活動について

今年は大正浪漫アンソロジィ「大正花暦」を発行したことが私の中では大きな成果でした!
9月末に発行してから、早いもので3ヶ月が経ちました。たくさんの方に手に取っていただけたこと、とても幸せでした。そして参加していただいた13名の素敵な作家様には心から感謝しております!なんたって素敵な表紙と個性溢れる作品が集まったことが一番の推しポイントなのですから!
初めてのアンソロに加えて「大正浪漫×花」という少し難しいテーマで挑んだこともあり、なかなか不甲斐ないこともあったのですが、出来上がった本を手に取った瞬間「作って良かったなぁ!」と心から思いました。それほどに、思い出深い一冊になりました。大正時代好きの思いが溢れたのに乗じてスタートした企画でしたが、「好き」はひとを突き動かす大事な要素だな、とつくづく。
頒布はいったん落ち着きましたが、2022年はイベント参加をする心づもりなので、ゆっくりと残部を頒布していきたらと思います。ご縁がありましたら、幸いです!

植物を育てる

2月に盆梅(梅の盆栽)をお迎えしてからというもの、今年は園芸という新しい楽しみができました。
無心で土を触ったり、手入れをしたり、水やりをしたり。種や苗から育てると、毎日の成長が楽しみで、花が咲いたり実がなったりするだけでほっこりします。仕事から帰ってきたときに出迎えてくれる植物たちの癒やし効果は抜群です!
前までは植物園や公園やご近所の庭から季節を感じるばかりでしたが、身近に季節の移ろいを感じられるのも楽しいです。来年からはノートを買って植物の成長記録をつけようと思っています。毎年花を咲かせる多年草も育てているので、目標は2年目に綺麗な花を咲かせてもらうことですね。育ててみたい植物もまだまだあるので、のんびり続けられたらと思います。

今年育てた(育てている)植物は、盆梅、カンパニュラ(チャイム)、ペパーミント、メリーベル、イチゴ、ミニバラ(ピーチ姫)、イングリッシュラベンダー、スペアミント、ミニトマト、トルコキキョウ、コスモス、白丁花、桔梗、薔薇の指し木、手まり菊、ゴールドクレスト。
現在成長中なのは日本水仙、チューリップ、ネモフィラ。花が咲くのが楽しみです。



今年は久しぶりに美術館へ「モダン建築の京都」展を見に行ったり、京都巡りをしたり、友人に会えて良かったです!仕事も念願の2人態勢になりまして、少し心の余裕もできました。
残念だったのは、文学イベントに参加できなかったこと……ですが、来年は参加したいものですね。


どうぞ良い年を!