文フリ大阪11レポート

9月10日に開催された文学フリマ大阪11に参加しました。なんでも来場者数の記録が更新され、ますますの繁盛となっている文学イベントとして感慨深い気持ちとなりますね。

さて、遅くなりましたが恒例のレポートを書きます。


今回は個人本が出せるかなと頑張っていたのでが、日も差し迫り「無理は良くないよね」と潔く諦めて過去の本の再版をしました。個人的にお気に入りの「ノルニルの館」の本編を少しだけ改稿(誤字脱字・描写のちょっとした変更)して再販できて嬉しく思います。

当日については、出店者入場の10分くらい前に着いたにも関わらず出店者の長い列!

会場入りまで結構時間がかかったのですが、前に並んでいた方が個人的にファンなトマソンさんだったりという偶然に驚きつつ、時間もなかったので、入ってそうそう設営にてんやわんやしていた記憶しかありません。ここにきてようやく設営に慣れてきたなぁといった感じ。

仲良くさせていただいている泉海紫乃ちゃんと水純みをちゃんと隣接できて心強かったです。

開場が10分繰り上がりあちこちから設営が終わっていないサークルさんの悲鳴を聞きつつ文フリ大阪はスタートしたのでした。

華族アンソロ「百華ノワール」を求めてさっそく当ブースに来てくださったり、何気なく立ち寄ってくださった方が後でもう一度来てくださって個人本をお迎えしてくださったり、ご挨拶に来てくださった創作で交流している方々にもお会いできて嬉しかったです。

なにより、こうして直接ご感想をいただける以上に幸せなことはありません!ありがとうございます!

華族アンソロがメインだし、個人本なんて少数部持っていけばいいだろうとたかを括っていたら、思ったよりも求めてくださる方がおられて、しかもたいへんありがたいことに「これは予定よりも早くなくなるのでは…」と心配になるほどお嫁にいくので慌てました。こじんまりとのんびりしたサークルなので、慣れない出来事に目を白黒していました…!

ちなみに、予想は的中して早々に完売となってしまい14時半頃には何も頒布するものがなく、慌てて無料配布のペーパーを印刷しに行きました。ありがたい気持ちと、完売後にやってきた方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

私のスペースは島端という割と余裕のある場所だったので、すれ違う来場者さんが混み合ってる感じはなかったのですが、他の場所ではわりと人でいっぱいだったみたいで、いろいろな呟きをみて「おおう…たいへん…」と慄きました。今回私はお迎えする本と行きたいサークルさんを事前にチェックしてそこだけ行ったのですが、それでも疲れるほどの人!人!人!という感じでしたね。

のんびりブースを巡りながらの「本と運命の出会い」がしにくくなったなぁという残念な思いと、こんなにも文学が好きなひとがいるのかという感動。規模が大きくなっているイベントを運営しているスタッフさんには感謝です。

今回は新刊はありませんでしたが、持ち込み分は全て完売したことがたいへんありがたかったですお迎えくださった皆さまに楽しい読書時間を提供できたのなら、嬉しい限りです。

また華族アンソロが残部二冊になりまして、そして時折お迎えしたいという声があり、こちらもとても幸せに思います。少しだけ増版をかけようと計画していますが、資金繰りが厳しいので少し先になりますことをお詫びいたします。

新刊の本は早々に諦めましたが、新しいお話は書きたい!と今回は無料配布が新作といういつもの花野木を発揮いたしました。

現在執筆中の作品が1950年代英国が舞台の恋愛ものなので察して欲しいのですが、私は今50年代が舞台のドラマや映画にハマっています。

無料配布のショートショートはそこから少し先の60年代英国が舞台のファンタジーな恋模様を書きました。めちゃくちゃ短いのに、設定だけ固めているので、また続きを書きたいなぁと思っています。

読んでくださった方はわかってしまうかもしれませんが、「Emmy!」は「奥さまは魔女」に憧れて書いた作品になります。違う世界線からやってきた魔女エミーと朴念仁で取り憑かれ体質のクラウディーさんのドダバタコメディーを目指しています…!コメディなんて書いたことがないので、頑張りたい所存。

なんだかんだでタイミングがなくてお昼を食べ逃していたので、打ち上げで食べたオムライスがもう美味しくてペロリと食べてしまいました。アフターでお話しするのも楽しいなぁとなったのでした。



今回お迎えした素敵な本たち!拝読するのが楽しみですね。今回はご挨拶に行けなかった知り合いの方々もおられて申し訳なかったです…お会いできた皆様本当にありがとございました!

さて、次回は1月開催の文学フリマ京都に参加します!新刊出したいね!