私のフェアリーテイル

小さい頃、寝る前に祖母が子守唄がわりに語ってくれたお伽話を思い出すことがあります。その当時、私は「赤ずきんちゃん」が大好きで、眠りの世界へ誘われるどころか楽しくて祖母に「もう一回!」とせがんでいました。何度聞いてもその物語はワクワクと心躍るものだったのです。祖母が寝落ちしてようやく、しかたなく寝る。今でもおばあちゃんの語りや歌が耳に残っています。

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マイ・ステーショナリー

私にとって創作活動で一番楽しい時間。
それはネタだしの時間なのですが、今回はそんなときに使う文房具やツールの話。創作のための文房具を新調するとなんだか、創作活動が捗るような気がしませんか?(もちろん気がするだけなので、相も変わらず亀の歩みなわけですが…)私は普段ネタとプロットはノートに書き留めているのですが、書きたいものによって使うノートが違います。今はノートが二冊あります。

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ティータイムを楽しむ

皆さんお茶はお好きですか?
誰もが一度は飲んだことのあるお茶。私もお茶のお付き合いは長く……小さい頃は癇癪持ちだったためにカモミールティーを与えられ、学生の頃には伊右衛門のお茶を愛飲(CMも久石譲さんのOriental Windも好きだった)、マテ茶は身近な飲み物で、そしていつからか紅茶にこだわるようになって今に至ります。
お茶党になった理由のひとつは、苦くてお砂糖をたくさん入れないと飲めないコーヒーが苦手だから。苦かったり渋かったりするのがとにかく苦手なので、お茶もあっさりと軽やかな口当たりになるように淹れるというちょっと変わったこだわりあります。

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小説を書くこと

自分にとって書くということは何なのだろう。
ふと、そんなことを考えてしまったのはきっと、仕事に忙殺された一週間を乗り越えたときにやってくる、すっと頭の中を過ぎる「疑問の風」のせいでしょう。きっとこれを書いた後、冷静になった頃に読み返して恥ずかしさに悶えることと思います。
書くということは楽しく、そして苦しくもあります。これはどんなことにも言えますが、何かをやり遂げるというのは、知らず知らずのうちに体力と精神を消費するものです。じゃあ、そんな諸々を乗り越えて完成されたものの先に求めるものとは何なのでしょう?

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「ノルニルの館」こぼれ話

新作「ノルニルの館」をお手に取っていただいた方々、このたびはありがとうございます!
今回は新刊は糸綴じの手製本です。この厚さは印刷所に依頼すべきだったなあ、と半泣きで夜なべして仕上げました。こだわりは表紙のトレーシングペーパーです。金木犀の花を散りばめたシンプルなものですが、お気に入りのデザインになりました。背景に灰色ってシックで素敵ですね!綴じるために使った糸は金木犀の葉の色をイメージしています。
以下、作中の舞台裏などのこぼれ話になります。本当はイベントにプリマヴェーラ通信No.3を準備したかったのですが、間に合わず……ですが文字制限から解き放たれ自由の身、いろいろ語ってみました。

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第四回文フリ京都レポート

みやこめっせで開催の第四回文学フリマ京都に参加しました。
文フリ京都にサークル参加するのはこれで3回目、文学フリマトータルだと大阪含め4回となりました。こうして参加を続けるとは思っていなかったので、感慨深いものがあります。
これも一重にスペースに遊びに来てくださる方、本を迎えてくださった方々のおかげです!本当にありがとうございます!
では、イベントの備忘録をつらつらと綴っていきましょう。

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小さな本屋 ハリブックス

大阪にて参加中の企画告知です! 
ギャラリーと雑貨・太陽とハリネズミ 様の小さな本屋「ハリブックス」に作品を出品させていただいています。

Information

『小さな本屋 ハリブックス』
・会期:2019年11月1日(金)~12月29日(日)
・会場:太陽とハリネズミ
 〒545-0001 大阪府 大阪市阿倍野区天王寺町北2丁目2-7-3F
 TEL:06-6777-0924
・OPEN:金土日の12:00~19:00/CLOSE:月~木
・WEBSITE:https://taihari.com/

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